犬しつけ

 

犬のしつけには「犬にとっての常識」を理解してあげるのが近道!

 

噛む、トイレを覚えない、吠える、飛びつくなど、犬の問題行動には困ってしまいますよね。

 

愛情込めて世話をして、きちんと必要な事は教えてるつもりなのに、なぜか伝わらない、言うことを聞いてくれない、となると、正直途方に暮れてしまいます。もっと厳しくした方が良かったのかな?今から教え直してまだ間に合うものなんだろうか?悩んでしまいますよね。

 

でも、もしかしたら本当に困っているのは犬の方かもしれません。犬が噛むのには理由があります。犬がトイレを覚えないのも、吠えるのも、飛びつくのも、犬には犬なりの理由があるからです。犬が持っている本能は、元々は人に飼われる為に備わっているわけではなく、犬同士で群れを作って生きていくために、進化の過程で培ってきたものです。

 

私たち人間は、その「本来、犬同士で群れを作って生きていくために獲得した本能」を、人間の生活に合わせて応用、転用することで、生活を共にしているわけですから、犬はそもそも何のためにその行動をとるのか?ということを理解してあげる事が、筋なんじゃないかとも思いますし、実際にそれが犬との良い関係を築くための近道でもあります。

 

問題行動が問題なのは、「犬の常識」と「人間の常識」が違うからです。犬同士の群れで暮らしていれば問題のなかった犬の常識が、人間の常識に照らせば問題になってしまうだけのこと。人に飼われたから、問題になるだけのことです。

 

犬のしつけが上手くいかないのは、しつけの問題ではないかも?

いくら正しくしつけの方法自体が正しくても、飼い主の生活の中に問題があれば、犬が問題行動に出やすくなる、ということがあります。例えば、飼い主の生活習慣の中に「犬にとってすごくストレスな事」があった場合、そのストレスで吠える、ストレスで噛む、という場合を考えてみて欲しいんです。

 

吠える事や噛む事を力づくで止めさせると、抑えつけられたストレスは行き場を失うわけですから、別の問題を生むことにつながります。ストレスの元をまず取り除いてあげることを考えるべきです。その為にも、犬にとって何がストレスなのか、どういう理由でその行動に出るのかをきちんと理解する必要があると思います。

 

場合によってはそれだけで問題が解決することもあります。目に見える犬の行動だけを見て、叱ったり誉めたりして、問題を解決しようとしないでください。原因を考えずにムリヤリ、噛む事、吠える事だけ押さえつけても、問題が解決したことにはなりませんし、問題が見えなくなる分、余計に手に負えなくなる、ということがあります。

 

とにかく、愛犬の気持ちや能力を信じてあげる事。犬の本能に沿って正しく教えてあげれば、必ず通じる、言う事を聞いてくれるようになると信じて、犬のしつけにあたることが大切だと思います。